オレンジ
「うわー!見てよ!今日スッゴイオレンジだよー!」
学校を出た途端、急に叫ぶ。
「ホラホラ!見てみなよ!!」
「ん、あぁ・・・」
確かに、今日の夕日はスゴイオレンジ色だ。
「スゴイキレイ・・・。まるでさー」
「俺みたいってか?」
そう言うとは間の抜けた顔をして俺の方を見た。
「な、何で分かったのーー!?」
「大体予想はつくよ」
「・・・・・・」
「何だよ?」
俺の言葉にどうやら言葉に詰まったらしい。が、
「一護・・・そういうの自惚れって言うんだよ・・・」
「なっ!んなワケねぇーだろ!!」
とか言いやがる。
やっぱコイツはアホだ。
とか、思って溜め息をついた俺を見てはまた叫ぶ。
「あーー!!今絶対バカだとか思ったでしょー?!」
「あー、おしいな。バカじゃなくてアホだと思ったよ」
「どっちも一緒じゃーん!!ムキーー!!」
は一人で怒っている。その様子を見てると笑えてくる。かなり。
「ん?」
「・・・・クッ・・・・!」
俺が肩を震わせて笑いを堪えているとは一人で歩いていく。
「もー一護なんて知らない!!アタシ帰る!!」
「あ、おい!待てよ!」
これはヤバイ。本気で怒らせてしまった。
とりあえず謝るために隣に並んで歩く。
「なぁ、」
「・・・・・・・・・」
「なぁってば」
「・・・」
「おーいー!!」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
相当怒ってる。
は機嫌を損ねるとなかなか直らない時がある。
まったく、ガキだよなぁ。
でも、そこがまたのカワイイ所。
俺がを手放せない原因の一つだ。
「なぁ、おい」
「なにさ・・・・!」
不意打ちでキス。
俺はしてやったりな顔をして、
は真っ赤な顔をした。
「・・・・・」
「キゲン、直ったか?」
「・・・フンだ」
こんなこと言ってるけどはもう、どうでも良くなってるはずだ。
顔を見れば分かる。
「・・・」
「な、何さ」
「・・・好きだ・・・」
は目を丸くして俺を見る。
「何急にいってんのさー・・・」
「いや、なんとなく」
「何ソレ?」
はフッと笑って俺に向かって言った。
「アタシさーオレンジ色好きなんだよねー。だからさー今日の夕日好きだし、
一護の髪も好きなんだ」
笑顔でこう言った。
その笑顔は今日の夕日のオレンジに良く映えた。
「髪だけか?」
「ううん。一護も好きー」
「そうかよ」
「大好き」
「分かってるよ」
俺たちはオレンジ色の夕日をバックにして
手を繋いで帰った。
アトガキ
初めて書いたのにしては、結構お気に入りのヤツです。
つうかバカップルっぽー・・・・・・・(爆)。