誰が好き?







「ただいま〜・・・・」

が家に着いてドアを開けるとカジカが居た。



ちゃんおかえり〜vご飯にする?お風呂にする?それとも・・・僕にする?」

「カジカ以外全部もらうよ」

カジカが新婚ホヤホヤの新妻のようなコトを言ってくるので、
は関心がないように言葉を返した。


「僕以外って何ー?!ヒドイよー!」

は泣きながらそう言うカジカを後にして、玄関から去っていった。




「はー・・・。疲れた・・・・」

が玄関から居間に行くと、今度はデイヴがやってきた。

お帰りだYo〜vv」

デイヴはやってくるなり、に抱きついてきた。
はかなりイヤそうな顔をしたが、デイヴはそんなのお構いなしに引っ付いてきた。


「暑い、重い。どけ赤鼻トナカイ」

はそう言いながらデイヴの鼻を引っ張ってデイヴを剥がそうとした。

「ヒドイYo−!!というかイターッ!!鼻引っ張るなYo−!!」

デイヴは半泣きでソレから逃れようとしていた。



から離れろ、この赤っ鼻・・・・・」

「赤っ鼻言うなYo−!!」

どこからともなく今度はジャックがやってきて、デイヴの頭を鷲掴みして、
からデイヴを離した。


「あー、重たかった・・・・。ありがと、ジャック」

「イヤ、別に・・・・」

お礼を言う。それに謙虚に答えるジャック。



2人の間に何か芽生えた感じに見える。



「・・・・・・何イイ雰囲気になってんだYo−!」

そんな2人を見兼ねたデイヴは大声で叫んでジャックに突っかかってきた。

「・・・・・何だよ、赤っ鼻」

「だからそう言うなってー!というか、抜け駆けすんなYo!!」

「そうだよ、抜け駆けは良くないよ!」

デイヴの言葉にいつの間にか玄関から戻ってきたカジカも賛同してきた。

「何だよお前ら。負け惜しみか?」

ジャックがニヤリと笑いながらそう言うと、デイヴは癇に障ったのか
ますます怒り出した。



「つうかアンタ等何の話をしてんのさ・・・・」

がポツリと呟きを漏らした。
その呟きにカジカは意外そうに聞き返してきた。

「・・・・・ちゃん、分からないの?」

「何がさ」

は何がなんだか分からなさそうにカジカに尋ねた。
その言葉に今度はデイヴが返してきた。

「ホントに分からないのかYo−・・・?」

「だから何なのさ!」

はしびれが切れたようにデイヴに尋ねた。

「はぁ・・・・・」

カジカとデイヴとジャックは呆れたように同時に溜息をついた。

「3人してハモるな!!ムカツクなぁっ!」

その溜息にはますます声をあげた。




「じゃぁ、率直に言うよ?ちゃんは誰が好きなの?」

カジカは急に話を切り替えてこんなことをに尋ねた。


「・・・・・・・・・・・え?」

「間が長いぞ」

「ソコは別に気にするトコロじゃないYo−・・・」

突然尋ねられ、混乱しているにジャックの変な突っ込みが入った。



「ねぇ、ねぇ。誰が好きなの?」

カジカはまたに尋ねた。

「え、いや・・・・。急にそんなこと言われても・・・・」

「急に出た話だしな」

「だから突っ込むところチガウYo・・・」

カジカの問いに戸惑うにまたもやジャックの可笑しな突込みが入った。



「僕ら3人の中にいる?」

「どうなんだYo−、!」

「居るのか・・・・・?」

「え、あ、あの・・・その・・・・」

3人に迫られてますますは戸惑った。



そんな緊迫した(?)空間に1人の人物が入ってきた。

「あれ?帰ってたのかYo−?おか〜v」

「あぁ、ニッキー。うん、ただいま」

それはニッキーだった。


ニッキーはそう言って入ってくるなり、の隣に座って話出した。

「バイトお疲れだYo〜。俺が癒してやろうか〜?」

「アンタねぇ・・・・。何言ってんのさー」

「だって最近、遊んでくれナイじゃんかYo−」

ニッキーはそう言うとに抱きついてきた。
その光景に3人は微かに反応した。


そして密かにに怒られることを期待していた。



「それはー・・・・仕方ないじゃん・・・」

しかしは、怒ってニッキーを叩くどころかニッキーを受け止めていた。
その状態のまま2人は会話を続けた。

「まぁイイけどYo−。明日は休みだろ?」

「え、あぁそうだけど?」


「じゃぁ、今日の夜はタップリと遊ぼうゼーvv」



ニッキーは(3人にとって)聞き捨てならない言葉を放った。


しかし3人は今度こそニッキーがに怒られることを期待して見届けていた。


「・・・・・ニッキーのスケベー・・・」

は怒るどころか今度は顔を赤らめてニッキーに言い返していた。


「な、何だYo−!そんなこと言うと手加減しないYo−?!」

「え、えぇ!?」

「・・・・ちょっと待って。その会話から察すると君たちって・・・」

とうとうその会話に耐え切れなくなり、カジカは2人の会話に口を挟んだ。


「ん?何だYo−、カジカ」

「お前らどういう関係なんだYo−?!」

ニッキーがカジカに聞き返すと今度は代わってデイヴが尋ねてきた。


「なんだ、そういうことかYo。俺たち付き合ってるんだYo−vv」

「・・・・・・!!」

ニッキーがデイヴの問いにそう答えると、ジャックは無言で驚いた顔をした。


「なー、〜v」

「えぇー!!嘘だろー?!」

ニッキーの言葉にデイヴは絶叫していた。

「そんなコトで嘘ついてどうすんだYo−?」

「・・・え、本当なの?ちゃん・・・・」

ニッキーではイマイチ信用し難いのか、カジカはに尋ねた。


「・・・・・う、うん。まぁそういうことになるね・・・」



は決定打となる言葉を放った。


3人に衝撃が走る。



「まっ、そういうワケだからー。に手ェ出すのはエンリョしてくれYo−」

「手出すって・・・・」

「まぁ、イイじゃんvv」

ニッキーはそういうとの頬にキスをした。


再び3人に衝撃が走った。




「・・・!ちょ、ニッキー!行き成り何すんのさっ!!」

「照れるなYo〜。そんなもカワイイけどYo−vv」

はやっぱり顔を赤らめてニッキーに怒っていた。
しかし怒っているといっても全然本気ではなく、ただの照れ隠しで怒っている。



「・・・・・あたし部屋に行く!」

がそう言って立ち上がると、ニッキーも同じように立ち上がった。

「俺も行くYo−」

「・・・・・・・勝手にすれば」

「わかったYo−v」

そう言って2人は居間から去って行った。







「・・・・・・何でよりによってあの変態なんだYo−・・・!」

「アイツ・・・・・今度燃やしてやる」

「燃やすんだったら今度じゃなくて今にしてよv」


2人が去った後こんな会話が交わされていた。






今後のニッキーの安否が心配である。












あとがき
 カジカに最初のセリフを言わせたいがために書いた話(爆)。
 当初はジャック落ちのはずだったのに、いつの間にやら
 ニッキー落ちに摩り替わったという・・・・(ぇ)。